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さて、本日読む条文はこちらです。



建築基準法
第2章 建築物の敷地、構造及び建築設備

第31条【便所】

(項)便所から排出する汚物を下水道法第2条第六号に規定する終末処理場を有する公共下水道以外に放流しようとする場合においては、屎尿浄化槽(その構造が汚物処理性能(当該汚物を衛生上支障がないように処理するために屎尿浄化槽に必要とされる性能をいう。)に関して政令で定める技術的基準(※1)に適合するもので、国土交通大臣が定めた構造方法(※2)を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものに限る。)を設けなければならない。













というわけで今回読むのは、そんな感じで化石化しつつある、汚水処理の衛生のための条文です。




1項 処理区域内の便所



下水道法
第1章 総則

第2条【用語の定義
(号)下水 
(号)下水道 
下水を排除するために設けられる排水管、排水渠その他の排水施設(かんがい排水施設を除く。、これに接続して下水を処理するために設けられる処理施設(屎尿浄化槽を除く。又はこれらの施設を補完するために設けられるポンプ施設、貯留施設その他の施設]]の総体をいう。

(号)公共下水道 
次のいずれかに該当する下水道をいう。
ロ. 主として市街地における雨水のみを排除するために地方公共団体が管理する下水道で、[[河川その他の公共の水域若しくは海域]]に当該雨水を放流するもの又は流域下水道に接続するもの

(号)流域下水道 
次のいずれかに該当する下水道をいう。

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ロ. 公共下水道終末処理場を有するもの又は前号ロに該当するものに限る。)により排除される雨水のみを受けて、これを河川その他の公共の水域又は海域]]に放流するために地方公共団体が管理する下水道で、2以上の市町村の区域における雨水を排除するものであり、かつ、当該雨水の流量を調節するための施設を有するもの


(号)省略


(号)終末処理場 
(号)排水区域 
公共下水道により下水を排除することができる地域で、第九条第1項の規定により公示された区域をいう。

(号)処理区域 (号)省略



公共下水道において下水は、排水管の中を流され、最終的には終末処理場で大腸菌や寄生虫などの有害なものを排除してから河川や海に流されます。(ただし、雨水だけの排水管の場合はそのまま河川や海に接続してOKです。)



水洗便所でも、公共下水道くみ取便所ってことになるんじゃないかと思います。






2項 処理区域外の便所



  1. 上記の公共下水道以外に放流する(地下浸透方式も含む)

  2. くみ取便所とする



自分勝手に便所から河川に汚水を放流したりしてはいけないんですね。(それを飲んだ人が下痢になりますから!!)


屎尿浄化槽の基準は、令第32条に書かれています。


建築基準法施行令
第2章 一般構造
第4節 便所

第32条【法第31条第2項等の規定に基づく汚物処理性能に関する技術的基準

(1項)屎尿浄化槽の法第31条第2項の政令で定める技術的基準及び合併処理浄化槽屎尿と併せて雑排水を処理する浄化槽をいう。以下同じ。)について法第36条の規定により定めるべき構造に関する技術的基準のうち処理性能に関するもの(以下「汚物処理性能に関する技術的基準」と総称する。)は、次のとおりとする。
尿浄化槽又は合併処理浄化槽を設ける区域 処理対象人員(単位 人) 性能
生物化学的酸素要求量の除去率(単位 %) 屎尿浄化槽又は合併処理浄化槽からの放流水の生物化学的酸素要求量(単位mg/ℓ)
【美品】Every Day With Zippyフルセット特定行政庁が衛生上特に支障があると認めて規則で指定する区域 50以下 65以上 90以下
51以上500以下 70以上 60以下
501以上 85以上 30以下
【美品】Every Day With Zippyフルセット特定行政庁が衛生上特に支障がないと認めて規則で指定する区域 55以上 120以下
その他の区域 500以下 65以上 90以下
501以上2000以下 70以上 60以下
2001以上 85以上 30以下
一この表における処理対象人員の算定は、国土交通大臣が定める方法(※)により行うものとする。


(項)【美品】Every Day With Zippyフルセット特定行政庁が地下浸透方式により汚物(便所から排出する汚物をいい、これと併せて雑排水を処理する場合にあつては雑排水を含む。次項及び第35条第1項において同じ。)を処理することとしても衛生上支障がないと認めて規則で指定する区域内に設ける当該方式に係る汚物処理性能に関する技術的基準は、前項の規定にかかわらず、通常の使用状態において、次の表に定める性能及び同項第二号に掲げる性能を有するものであることとする。

性能
一次処理装置による浮遊物質量の除去率 一次処理装置からの流出水に含まれる浮遊物質量 地下浸透能力
(単位 %) (単位 mg/ℓ)
55以上250以下 一次処理装置からの流出水が滞留しない程度のものであること。


(項)次の各号に掲げる場合における汚物処理性能に関する技術的基準は、第1項の規定にかかわらず、通常の使用状態において、汚物を当該各号に定める基準に適合するよう処理する性能及び同項第二号に掲げる性能を有するものであることとする。

(号)水質汚濁防止法昭和45年法律第138号第3条第1項又は第3項の規定による排水基準により、屎尿浄化槽又は合併処理浄化槽からの放流水について、第1項第一号の表に掲げる生物化学的酸素要求量に関する基準より厳しい基準が定められ、又は生物化学的酸素要求量以外の項目に関しても基準が定められている場合 

当該排水基準

(号)浄化槽法第4条第1項の規定による技術上の基準により、屎尿浄化槽又は合併処理浄化槽からの放流水について、第1項第一号の表に掲げる生物化学的酸素要求量に関する基準より厳しい基準が定められ、又は生物化学的酸素要求量以外の項目に関しても基準が定められている場合 

当該技術上の基準




さて、こんな基準を見せられても、「公共下水道につないだ水洗便所以外つくらないからいいよ…」と思うかもしれませんので(私もです)、さっと通り過ぎることにしますが、



水中に微生物が多いほど必要となる酸素の量が多くなり、BODの値は大きくなります。つまり、BODの値が大きいほど、その水質は悪いと言うことです。



建築基準法施行令
第2章 一般構造
第4節 便所

第35条【合併処理浄化槽の構造

(1項) 合併処理浄化槽の構造は、排出する汚物を下水道法第2条第六号に規定する終末処理場を有する公共下水道以外に放流しようとする場合においては、第32条の汚物処理性能に関する技術的基準に適合するもので、国土交通大臣が定めた構造方法(※)を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものとしなければならない。


つまり、基準に適合する屎尿浄化槽を設けるかわりに、基準に適合する合併処理浄化槽を設けるのでもOKということです。





便所の設置と構造



さて、建築基準法施行令には便所の設置と構造を定める条文が他にもあります。



建築基準法施行令
第2章 一般構造
第4節 便所

第28条【便所の採光及び換気

便所には、採光及び換気のため直接外気に接する窓を設けなければならない。ただし、水洗便所で、これに代わる設備をした場合においては、この限りでない。



外気に接する窓のないトイレも普通にありますが、みんな換気設備がついていますよね。



建築基準法施行令
第2章 一般構造
第4節 便所

第29条【くみ取便所の構造

くみ取便所の構造は、次に掲げる基準に適合するものとして、国土交通大臣が定めた構造方法(※)を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものとしなければならない。

(号) 屎尿に接する部分から漏水しないものであること。

(号) 屎尿の臭気(便器その他構造上やむを得ないものから漏れるものを除く。)が、建築物の他の部分(便所の床下を除く。又は屋外に漏れないものであること。

(号)便槽に、雨水、土砂等が流入しないものであること。


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くみ取便所は、衛生面が心配なので最低限の基準があり、適合仕様か大臣認定の仕様にしなくてはなりません。適合仕様については【美品】Every Day With Zippyフルセット平成12年建設省告示第1386号に定められています。(適合仕様と大臣認定の仕様については→【美品】Every Day With Zippyフルセットこちら



冒頭に書いたように、一番怖いのは屎尿に含まれる大腸菌や寄生虫が、飲料水などを汚染してしまうことです。ですから、「漏水しないこと」を最重要の基準としています。



(この真っ暗な穴が怖いんですよね…)



建築基準法施行令
第2章 一般構造
第4節 便所

第30条【特殊建築物及び特定区域の便所の構造
(号)便器及び小便器から便槽までの汚水管が、汚水を浸透させないものであること。
(項)地方公共団体は、[[前項に掲げる用途の建築物又は条例で指定する区域内の建築物のくみ取便所の便槽を次条の改良便槽とすることが衛生上必要であり、かつ、これを有効に維持することができると認められる場合においては、当該条例で、これを改良便槽としなければならない旨の規定を設けることができる。






建築基準法施行令
第2章 一般構造
第4節 便所

第31条【改良便槽

改良便槽は、次に定める構造としなければならない。
(号)便槽の天井、底、周壁及び隔壁は、耐水材料で造り、防水モルタル塗その他これに類する有効な防水の措置を講じて漏水しないものとすること。
(号)貯留槽には、掃除するために必要な大きさの穴を設け、かつ、これに密閉することができるふたを設けること。

(※)【美品】Every Day With Zippyフルセット平成12年建設省告示第1386号

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図解するとこんな感じです。(たぶん使われない知識)



貯留槽の下の方の、長い時間貯められた屎尿だけがくみ取槽に入るしくみです。


令第32条
は先程見たのでとばして


建築基準法施行令
第2章 一般構造
第4節 便所

第33条【漏水検査

第31条の改良便槽並びに前条屎尿浄化槽及び合併処理浄化槽]]は、満水して24時間以上漏水しないことを確かめなければならない



とにかく漏水が怖いので、万全を期します。


建築基準法施行令
第2章 一般構造
第4節 便所

第34条【便所と井戸との距離

くみ取便所の便槽は、井戸から5m以上離して設けなければならない。ただし、地盤面下3m以上埋設した閉鎖式井戸で、[[その導水管が外管を有せず、かつ、不浸透質で造られている場合又はその導水管が内径25cm以下の外管を有し、かつ導水管及び外管が共に不浸透質で造られている場合]]においては、1.8m以上とすることができる。




というわけで、今回は、なんだか、公衆衛生の進歩と今の暮らしに感謝したくなる回でした。